2005.07.24(Sun.) 晴時々雨
   燧ケ岳に登って尾瀬ヶ原・尾瀬沼を一望してきたよ

■経緯

先週に引き続き尾瀬です(笑)。今回は山登り。昨年一回りした燧ケ岳に登ろうと、山登りを昔から経験している友人と行こうと前々から計画していました。尾瀬には至仏山と燧ケ岳の両百名山がありますが、燧ケ岳の方が四方から登り口があることからも判る通り独立峰に近く、制覇しがいのある中級者向け。至仏山の方が多少は楽だと聞いているので、そちらは後回しということで考えました。どちらにしても、先週のメンバでいきなりはさすがに無理でしたので、別々に計画していたわけです。

ちなみにdikedaはこの日以前に一度燧ケ岳に登ったことがあります。かなり無理なスケジュールで駆け足で登ったので、途中で足が攣って山頂までは行けなかった苦い経験があります。今回はそのリベンジも含んでいました。

■深夜

出発は前夜の御茶ノ水駅。友人には中央線方面から最終の特急で来て貰うことにしてました。朝に集合してはとても間に合わないので、夜に集合してゆっくりと福島側からアプローチしようと考えていました。が、当日夕方に大きな地震が関東地方にあり、特急がまともに走っていない状況。当初の松戸駅の集合には最終電車が間に合わなかったため、御茶ノ水駅までCALDINAでdikedaが迎えに行くことにしました。ちなみにこの日の地震は本当に大きかったですね...。

で、24時頃になんとか合流。普通列車で来て貰った友人はお疲れだと思うので、助手席で休んでもらうことで、そのまま首都高へ。堤通から入って、向島線から中央環状経由で東北道へ。蓮田SAで軽く食事を済ませ、運転を代わって貰いつつ、西那須野ICへ。ここでもう4:00くらいになってましたか。真っ暗の塩原温泉を突きぬけ、一気に会津高原から檜枝岐へ。七入は当然通過し(笑)、御池駐車場に到着。5:30頃でしたが、ちょっとずつ明るくなってくる時間で、ゆったりと用意してバスを一本やり過し(笑)。燧ケ岳一周という大行事の前なので慌しくしても仕方ないですしね。にしても、夏とは言え山の上の朝は寒かったです...。

■登山

バスに乗り込んで(これでも朝3便?)、沼山峠へ。友人は初めてでしたが、dikedaは何回も通った道(笑)。途中から眺められる燧ケ岳にはいつも感動する...んですが、本日は曇りのため山頂方面が見えませんでした。ちょっと先行き不安な状態で、6:00頃に沼山峠休憩所に到着。日は明けていたと思いますが、完全に曇ってましたからちょっと暗かったですね。特に休憩もせず、登山道へ突撃(笑)!

少しだけ登って、沼山峠の標識・展望スペースを通過し大江湿原に降りる。軽々とした足取りで湿原まで降りると、先週尾瀬ヶ原で見たニッコウキスゲの大群生がこちらでも咲き誇ってました。まだ朝早いのに、各所で撮影会(笑)。さすがに曇りではいまいち映えないのですが...先週と比較しても仕方ないですからね。友人も喜んでくれてましたし、いいかなと。もしかしたら群生という意味では大江湿原の方が壮観かも知れませんね。で、分岐をそのまま直行し、長蔵小屋(尾瀬沼ビジターセンター)に立ち寄ることにしました。

ビジターセンターで軽く朝食。といってもおにぎりを数個頬張る程度でしたが。しばし休憩後、ちょうど7時ごろに、いざ燧ケ岳に向け出発となりました。しばらくは沼尻方面への道をすすみ、森の中でふと右へ折れると、すぐに(沼山峠から続いていた)木道が途切れ、湿った土の道に。長英新道という登山道で、おそらく燧ケ岳へ登る登山道としては最新にして最も初心者向け。dikedaが前回登った際には下りでこちらを通りましたが、非常に楽だったなという記憶通り、森の中をまったりと登っていく非常に快適な道でした。スイスイと登って行けるので、多少疲れても休憩せずに進めてしまいます(笑)。

そのままほぼ1時間ほど登って、ふと急坂が増え始めたなと思ったところで、見晴らしのきく場所に出ると、尾瀬沼が遥か下に望めるまで登ってきていました。それまでずっと森の中なので、ここはちょっとした感動スポットです。大江湿原・沼山峠方面も木々の間に望め、ここまでの行程が見えたので、元気付けられる気分でした。とは言え、霧雨に近い雨が降ってきたり、急坂が連続する(手を使わないと登れないところも)ようになってきて、ここからが登山の本番。風も非常に冷たく、我慢の登山となりました。dikedaはちょっとオーバーペースだったのか足元にちょっと張りが来ており、友人に先に行って貰いその後ろにつく形で、次々と追い抜く登山客(ほとんどは山小屋宿泊済)と会話しながら(前日の地震はこっちでも揺れたそうで...東京方面のご自宅の心配を皆されてましたね)登る。そのうちに徐々に雨は止み、雄大な尾瀬沼周辺の景色を左手に望みながら、長蔵小屋から6km強、約2時間強、9:30頃に「ミノブチ岳」の展望所に到着となりました。

■感動の山頂

ミノブチ岳は眼下に尾瀬沼が望める最適の場所。ちょっと突き出しているんですよね。下(特に沼尻のあたり)から見ると山頂と同じぐらいの頂に見えますが、実際は山頂まではまだ100mほど登る必要があります。冒頭の通り、前回dikedaはここから山頂までの登頂を断念していました。というのも、まず時間がなかったというのはあるんですが、両足が攣ってたんです。これ以上登る行為は自殺行為だと思って、ここから引き返したのです。登りが沼尻からの登山道で、約600mの高低差を一気に駆け足に近い状態で登りつめた(おそらく、1時間強だったと思います)んですから、ほんと無理しました。でも今回はまだまだ体力十分。というよりこのリベンジのために登りのペースを敢えて落としたというのもありました。飲み物を補給して、いざリベンジの登頂へ出発。

とは言え、山頂方面は霧の中。高山植物が咲き誇る山道を快調なペースで登ります。途中からジグザグ道になりますが、金時山に比べれば大したことはありません(笑)。というわけでミノブチ岳から約20分ほどで、突如人が集まっている山頂(俎ー、標高2346m)に到着!長かったです...が、は晴れず、なんとも残念。このまま降りるのはもったいないので、とりあえずここでおにぎりを頬張る。折角の東北最高峰ですからね...。

さて、20分ほどまったりと(霧の)写真を撮ったりした後、他の登山客と会話。御池から登ってこられた方は、途中が非常に辛かったとおっしゃってました。やはり長英新道が楽ですよね。と、尾瀬ヶ原に向かうグループが登頂してきて、燧ケ岳のもう片方である柴安ー方面へ向かうとのこと。よく地図を見たら燧ケ岳は二つの山頂があり、柴安ーの方が10m程度高い。これは行かねばと、霧の中の石の崖を(皆初めてで手探りでしたが)降りて行くと...、なんと晴れてきました!綺麗に向こう側の「」が見えて、その向こうに尾瀬ヶ原らしき景色が。あのまま素直に降りなくて大正解でした。を抜けて(そこに荷物を置いて)、柴安ーへの登りに挑戦。岩場なので手を使いながら岩を登っていく感じでしたが、振り返れば俎ーの絶壁も見え、自分が通った石のの厳しさを実感。で数十mを登ったところが、柴安ーでした。で、大感動。向こう側に落ちる軽いになっている柴安ーは、その方面に広がる尾瀬ヶ原を一望。先週一回りした20kmが一望の下に広がっていました。向こう側の至仏山こそに隠れていましたが、綺麗に晴れた尾瀬ヶ原は山小屋や木道(これは見晴ですね)がはっきり見えました。下とは1000m近くの標高差があったと思いますが、先週ここを見上げた自分を思い浮かべると、感慨もひとしお。まぁ先週時点で当然覚悟はしていたのですが...。神様がくれた贈り物に、感謝です。

で、柴安ーは、尾瀬沼方面も見渡せます。そちらの高度差は800mぐらいですが、それでも先ほどのミノブチ岳に比べたらやっぱり遠い感じが。というか、尾瀬ヶ原に比べるとやはり尾瀬沼は小さいですね。その向こうの三平峠・大清水峠も遥かに下に見下ろす感じ。東北の最高峰(しかも独立峰)はダテじゃありません。

ずっと居たかったのですが、荷物を峠に置いてきたのもあって(笑)、尾瀬ヶ原へ降りる方々を見送った後に峠に戻って俎ーに登り、先ほど霧の中だった反対側の眺望を望む。ここでまた少し雲が出てきてしまったのですが、それでも御池の自分の車が見えるかのような絶景。駒ケ岳方面はちょっと見にくくなってましたが、大江湿原方面やミノブチ岳方面を見下ろすとここまでの苦労が洗われるようで、清々しかったです。というわけで、予定時間を1時間弱オーヴァーして、11時過ぎに下山を開始しました。

■下山後倒れる

下山は、長英新道と沼尻方面のどちらで行こうかと友人と相談し、どうせなら別の道を通ってみたいということで、沼尻に直接下りるルートを選択。というわけで、前回dikedaが登山したルートと全く逆を行くことになったわけです。

一度ミノブチ岳に戻り(ここで高山植物の写真を一杯撮りましたが(笑))、右に折れて下る登山道。こちらは階段にも近い形で降りる急坂です。しかも岩が適度に湿っているので、足元に注意。が、dikedaは普段と同様、ちょうど大菩薩峠から降りる唐松尾根のルートのように、友人と別れて快調にぶっとばして降りてました。

しばらく進み、ふと体に異常を感じるdikeda。足こそ問題はないのですが、休んでも息が収まらなくなってきました。胃のあたりがムカムカするんですよね...。脱水症状かと思い水を飲んで、しかし早く降りたい一心からペースは落とさず降りていくと、約1時間ぐらいでなんとか尾瀬沼湖畔沼尻)まで到着。振り返ると燧ケ岳は霧の中でしたが...。と、沼尻休憩所で水をがぶ飲みし、しばらく休憩。山頂でも満足には食事を取っていないのが原因かなと思いお菓子などを口に入れようとしましたが喉を通らず、ばったりと陽の下寝ることに。友人には迷惑を掛けました...。

結局到着から1時間、体を横たえて休み、なんとか歩けるレベルまで回復。お待たせしました。>友人 とは言え、今までのペースとは行かず、ゆっくりと歩き、たまに休むペースで尾瀬沼北岸を東へ。長蔵小屋まで普段の二倍ぐらいはかかったでしょうか。更に、長蔵小屋で30分ほど休憩している中で、段々自分の体調がわかってきました。

沼尻へ降りる山道は岩だらけで、本来であれば足元を確認しつつゆっくり降りていくべきなのですが、dikedaは普段の慣習どおり、岩に軽く足を掛けて、腰を振ってバランスをとりながらトントンと降りていったのです。それが20分ぐらい(大菩薩の唐松尾根程度)なら持つのですが、そんな動きを30分を越えて続けていると、体の中がぐちゃぐちゃに振られていたのです。当然頭痛も併発して、平衡感覚はなくしますし、胃も荒らしますから気分も悪くなるわけです。まぁこれも予想に過ぎませんが、多分正しいのではないかと思っています。今後気をつけますです。

■帰路とまとめ

長蔵小屋で休んだ後は、本調子には程遠いものの、沼山峠への道で人を抜けるほどまで回復していました。まだ食べ物は口を通りませんでしたが...。大江湿原から沼山峠を快調に通過し、沼山峠休憩所着は14時半頃。なんだかんだでいろいろかかって、予想よりは1時間半程度の遅れに。まぁなんとかなりました。休憩所で栄養ドリンクを補給し、バスで御池へ。ここでようやく完全に復調しました...。

御池でCALDINA号に戻り、ちょっと休んで17時に出発。早速桧枝岐の「燧の湯」でひとっ風呂浴びた後、来た道をそのまま戻ることに。買い込んでおいた昼ご飯はこのあたりで済まし、塩原温泉を通過して東北道へ。運転を代わりつつ、上河内SA内の食堂で夕食を摂り、岩槻ICから大宮駅にCALDINAを乗り付けて解散となりました。結局中央線の終電には間に合わなかったようですが(済みませんです)、思い出に残るいい旅行となったとは思います。またよろしくです>友人

で、dikedaはここから一般道経由で自宅まで。結局22時半ぐらいになったでしょうか。ほぼ24時間稼動で疲れましたが、いろいろ経験が出来て本当に有意義な旅だったと思います。この経験を生かして、また登山をしたいです。と言っても、また1ヵ月後には無茶をしちゃうのですが(笑)。


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